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宇宙航空開発機構へ行く

先週はほぼ一週間、水平シャッター設置工事で宇宙航空開発機構(JAXA)へ出張してました。

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開口 4500×9000 と未だかつてなく大きな開口寸法です。
今までの経験は開口巾4000が最大だったので実際見積を出す時は躊躇しました。
一番気になるスラットの撓みは計算上34mm。スラットは大手メーカー品の一番断面性能の良さそうなものでアルミ製を使用。 ところでアルミのヤング係数は一般的に65 ~71(kN/mm2)等と幅があり、メーカーに聞いたら答えが返ってこなくて、営業担当に聞くと知らないと言われてしまいました。仕方なく不利側で算出。断面二時モーメントはさすがにメーカーから返答有りましたが、一応私のCAD上でも MASSPROP commandで確認。その結果と実際現物の撓みを両端支持して計ってみると約35mm 。殆ど計算通りとなりました。

この程度なら大丈夫かな。
納期限がこれまでになく短く、図面を書きながら部材発注し、部材を見ながら図面を書くと言うタイトな作業でした。年度末なのか、消費税の関係なのかちょっとわかりませんが、何とか製品自体は3月いっぱいで送りだす事が出来ました。そして取付けは4月7日からスタートしました。大阪市内であれば製作ミスも何とかなりそうですが、つくばはとても遠いです。一部分、見切り発車みたいなところが有り、動くかどうかとても心配でした。

今回初めてなのは、断面の大きなアルミスラットを使った事。レーザーカットで部材を作った事。モーター1台で動かした事です。
工事で大変だった事は、きわめて高所の取付け場所。スラットを差し込むスペースが無かった事。シャフトの撓みが意外と大きかった事です。スラットの撓みに気をとられて、今までの経験で4500なら問題無い範囲だろうと計算をなおざりにしたのが間違っていました。
このシャフトの撓みを解消する為に現場で有る部材を作りましたが、製作と取付けを担当してくれた田口鉄工建設の田口社長と池上君が持ち合わせの部材と工具を使ってわずか半日で作り上げてくれました。にもかかわらずちゃんとした完成度の高いものです。大したものです。
これで問題解決。試験運転を終える事が出来ました。
写真を載せたいところですが秘守義務で禁止です。

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