電動トップライトの施工です。合わせガラス24mmを嵌め込むと重さは1.2tonを超えます。レールの調整は縦横いずれもボルトを回すだけで簡単に出来るようにしました。更に、これらを固定しても微調整できるように二段構えです。毎度のことですが、レールやチェーンガイド、その他滑車などはフレームに全て取り付け、躯体に固定するのはフレームのみという設計にしています。今回はモーターもフレームに取り付いているので見た感じも極めてシンプルです。一年半ほど前に、他社の電動上げ下げ窓のモーターとチェーンの交換をしたことが有ります。その時に、モーター、駆動機構、窓機構、全てバラバラで躯体に取りついているの見て、どれかがズレると全体的に狂うと感じました。不安定(精度が悪くなる)な仕組みです。それを経験すると、モーターもフレーム固定して電動窓としてたった一つのパーツ(アセンブリー)にしてしまうのが良いと思いました。こういうのは隠れて見えなくなる部分ですが、後日誰が見るかわかりません。その時にシンプルな設計をしていれば、誰であってもメンテナンスしやすいはずです。まだガラスは無いですが、ステンレスのレールと滑車によって、手で押すだけで滑るように動きます。精度良く調整できました。今回モーターへの電気結線は仮設結線でテストしましたが、次回本設で結線し直します。その時はガラスが嵌っていることでしょう。