防潮板の水密試験をしました。
これは電動で天井からパネルが下りてきてそのまま床にストンと接します。パネルは下り切るとガイドレール部と自動的に密着し水を遮断します。
今日はこの水密性を試験し、漏水量を量ります。水槽に水を張っていきますと、ガイドレール部はしっかり止水。これは思惑通りです。そして想定される床面の漏水。床面はきちんと平滑に仕上げられる事が望ましいのですが、現実はそうでも有りません。そこで柔らかいスポンジゴムを底面に使って凹凸に追従するようにしているのですが、やはり多少は漏水します。実際の現場では施工精度により今回の試験よりもっと漏水するかもしれませんが、これの解決方法として床にレールを埋込むのも一つの方法です。しかし、試験は不利側で多少の不陸を残したまま行ってみました。
この写真の漏水でおそらく100cc/min 程度でしょうか。
しかし、トラブル発生。 なんと、試験用水槽の水密を確保する為に使ったシートが水圧に耐えかねて一気に外れてしまいました。(私の足ずぶ濡れ)
試験体パネル本体は上手く行っていたのに残念。一度外れると接着面が濡れてひっつかない為に本日の試験は一旦中止しました。
しかし、漏水量は量れなかったもののパネルの止水性はそこそこ確保出来ている事がわかりました。