四日市出張で水平シャッターを取り付けました。 工事期間中殆ど雨が降り、秋雨がやや冷たく感じられました。 今回はピット設置水平シャッターですが、ピット深さ1200mm 巻取りボックスはピット内に設置です。 この案件で、クライアントの要求は”小さな段差”です。シャッター面と床面のレベル差は5mm 今までで一番少ない段差です。ガイドレール部も床と同面とし、床から飛び出て段差となることを避けました。すなわち、スラット面のみが床から5mm落ちているという設定ですが、5mmと言うのはほぼ同面です。
これはこのシャッターの上を人が通る、若しくはシャッターに乗って作業するということで要望されたものです。そして、耐荷重計算も提出しました。ステンレスの許容応力度をスチールと同じにし、スチールの値で計算しました。 幅が1050しか無いのでかなりの応力に耐えます。
5mm段差を実現させるために巻取りボックスは今までにない仕組みが必要となりました。今回これを経験してみると、おそらく、3m幅程度の開口ならばこの仕組でも問題は無いと思われます。安全装置はスラット先端感知と巻取ボックス際の捲き込まれ防止、それとピット内に人がいる場合の感知。 これは、ピット内に人がいる場合(光電管が感知中)シャッターが動かないのと、ピット内に人がいないにも関わらずシャッターが開いたままになってる(閉め忘れ防止)場合、ブザーが鳴動し注意喚起する。結局4ヶ所センサーを設けました。 スラット先端座板部はこれまでと違うセンサーを用い、IP67 の防水マイクロスイッチを採用、ショートストローク化、作動力を大きくするなど変更を施しました。動きに敏感にしそれでも誤作動を少なくする改良です。 巻き込まれ防止用のセンサーは以前使用した5mmボルトサイズの小さいものですが、仕様変更が有ったのか、以前気が付かなかったのか、受光部は遮られるとオレンジに発光します。前は光らなかったような気がしますが、環境が明るくて気が付かなかったのかもしれません。
24V電源で動作させていますが瞬時に反応します。
この大きさでは0.2kw出力の駆動で十分なのですが、余裕を持って0.4kw減速機モーターを選択しました。...